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浜松いわた信用金庫様

背景・課題 

     
  • 「浜松いわた信用金庫DX戦略2.0」に基づき、営業力強化・生産性向上・お客様DX支援・デジタル人財の育成を軸に、お客様サービスの向上と業務プロセス変革に取り組んでいる
  • 2023年度から生成AI活用の検討・企画を開始し、2024年度にはSaaS型の生成AIツールを導入
  • 生成AIの業務利用をさらに広げるには、金融機関として求められる高いセキュリティ水準を満たす利用環境が必要だった
  • 紙資料の取り扱い・データ化や、各種資料・文書作成に多くの時間を要しており、営業店・本部を問わず業務効率化が課題となっていた

Smart Generative Chat導入の決め手 

     
  • 閉域環境で利用できるセキュアな環境であること
  • 機能アップデートの頻度が高く、新しい生成AIモデルへ迅速に対応できること
  • 最新技術への追随性、運用負荷、コストのバランスに優れていること
  • 複数サービスを比較する中で、頻繁な機能追加や細かな使い勝手への配慮も評価ポイントとなった

効果 

     
  • 営業店・本部の双方で生成AI活用が広がっている
  • 営業店ではヒアリング項目整理、稟議文・案内文作成、面談記録の文章化などに活用
  • 本部では論点整理、説明文作成、周知メール・依頼文作成、議事録・通達文作成などに活用
  • 紙資料のデータ化を起点とした後続業務の効率化や、資料作成業務の負荷軽減・スピード向上につながっている

背景・課題 

金融機関として求められる高いセキュリティ水準を確保しながら、紙資料起点に関連するの業務負荷の軽減と生成AI活用の両立を目指す

Q.

まずは貴庫のIT戦略や生成AIに関する意識について教えてください。

A.

当金庫では、「浜松いわた信用金庫DX戦略2.0」という形でデジタル戦略を公表しています。
この中で、営業力強化、生産性向上、お客様DX支援、デジタル人財の育成の4つを基本戦略に掲げ、お客様サービスのさらなる向上と、当金庫の業務プロセス変革に取り組んでいます。
生成AIについても、こうしたDX推進の一環として、業務効率化や職員の生産性向上に寄与する重要な技術であると捉えています。2023年度から生成AIの活用に向けた検討・企画を開始し、2024年度にはSaaS型の生成AIツールを導入しました。
その後、生成AIの業務利用をさらに広げるためには、より高いセキュリティ水準を満たす環境が必要であると判断し、2025年度に閉域環境で利用可能なSmart Generative Chatを導入しました。

Q.

生成AI導入以前にあった課題を教えてください。

A.

さまざまな業務において効率化のニーズがありました。
一例として、紙資料の取り扱いやデータ化に手間がかかっていたこと、各種資料や文書の作成に多くの時間を要していたことが挙げられます。
営業店・本部を問わず、日々の業務では文章作成や情報整理、資料作成が多く発生します。こうした業務の負荷を軽減し、職員がより付加価値の高い業務に時間を使えるようにすることが課題でした。
たとえば、お客様から預かった紙資料をもとに稟議関連の書類を作成する場面では、情報の転記や整理に手間がかかっていました。こうした業務の効率化余地も大きいと感じていました。

Q.

生成AIの導入にあたって調査検討時に重点を置いたポイントはありますか。

A.

検討にあたっては、安全性・実用性・拡張性を重視しました。
特に当金庫は金融機関であるため、業務利用において求められるセキュリティ水準を確保できることは重要なポイントでした。そのうえで、実際の業務で使いやすく、継続的に活用できること、さらに今後の生成AI技術の進化にも対応できる拡張性があることを重視しました。
信用金庫では社内ネットワークをインターネットと分離する必要があるため、その環境下でもAIを活用できることは重要でした。生成AIの分野は技術革新のスピードが非常に速いため、一度導入して終わりではなく、変化に合わせて柔軟に活用を広げられる仕組みであることも重要だと考えていました。

Smart Generative Chat活用内容 

営業店・本部の幅広い業務で生成AIを活用し、紙資料のデータ化を起点に業務プロセス全体の効率化を推進

Q.

Smart Generative Chat(生成AI)の主な使用用途を教えてください。

A.

現時点では、営業店と本部でそれぞれ異なる用途に活用しています。
営業店では、ヒアリング項目の整理、稟議文書・案内文の作成、お客様との面談記録を文章として整える用途などで利用しています。
本部では、論点整理、説明文作成、周知メールや依頼文の作成、議事録・通達文書の作成などに活用しています。
いずれも、職員がゼロから文章を作成するのではなく、生成AIを活用してたたき台を作成したり、表現を整えたりすることで、業務の効率化につなげています。

Q.

Smart Generative Chat導入の決め手となったポイントを教えてください。

A.

導入の決め手となったのは、主に3点あります。
1つ目は、機能アップデートの頻度が高いことです。生成AIは日々進化しているため、サービス自体が継続的に改善されていくことは非常に重要でした。
2つ目は、新しい生成AIモデルへ迅速に対応できることです。より高性能なモデルを業務で活用できる環境があることで、今後の活用の幅が広がると考えました。
3つ目は、コストパフォーマンスに優れていることです。全社的に展開していくうえでは、機能面だけでなく、コストとのバランスも重要です。
Smart Generative Chatは、これらの点においてバランスが良く、当金庫の生成AI活用を進めるうえで適したサービスだと判断しました。

Q.

Smart Generative Chatの優れていると感じる部分はどこですか。

A.

最新技術への追随性と、運用負荷、コストのバランスが優れている点です。
生成AIを業務で継続的に活用していくためには、新しい技術やモデルに素早く対応できることが重要です。一方で、現場に定着させていくためには、運用が複雑になりすぎず、利用しやすいことも欠かせません。
Smart Generative Chatは、機能アップデートや新しい生成AIモデルへの対応が速く、技術進化の速い生成AI領域においても安心して利用を継続できるサービスだと感じています。

Q.

Smart Generative Chatの全社的な展開にあたり考慮したことや事前・事後に取り組まれたことがあれば教えてください。

A.

全社展開にあたっては、単にツールを導入するだけでなく、現場で実際に活用してもらうための支援が重要だと考えました。
そのため、導入後には全拠点を訪問し、職員向けの勉強会を実施しています。生成AIの基本的な使い方だけでなく、現場ごとの業務に即した活用イメージを持ってもらうことを意識しました。
営業店向けには、全体で週2回程度のペースで訪問し操作画面を共有しながら1時間程度の勉強会を実施しています。本部部署についても月1回、勉強会参加を案内し、活用機会の拡大を図っています。
また、各拠点に1名ずつ、生成AI活用を牽引する担当者を配置し、隔月でオンライン研修も行っています。現場ごとの業務に即した活用イメージを持ってもらうことで、利用の定着と活用促進を図っています。

Q.

ご利用者さま(ユーザーさま)からはどのような声があがっていますか。

A.

現在も活用を推進している段階ですが、利用者からは「とても便利」という評価をもらっています。
また、一部の職員からは、「もうSGCがない環境には戻れない」という声も上がっています。
こうした声からも、Smart Generative Chatが日々の業務に浸透し始めており、職員が実際に利便性を感じながら活用していることを実感しています。

効果 

文書作成や後続業務の効率化が進み、現場でも生成AIの有用性を実感

Q.

Smart Generative Chatの導入で感じている効果を教えてください。

A.

現在も活用を推進している段階ですが、生成AIの導入により、紙資料のデータ化を起点とした後続業務の効率化や、各種資料作成業務の負荷軽減につながるユースケースの検討・展開が進んでいます。
たとえば、紙資料をデータ化することで、その後の整理、要約、転記、文書化といった工程の効率化が期待できます。
また、文章のたたき台作成や表現の整備を生成AIが支援することで、資料作成のスピード向上にもつながっています。
現時点では、定量的な効果測定は今後の課題ですが、実務の中では着実に活用の幅が広がっており、職員の業務負荷軽減に寄与していると感じています。

Q.

全社的な展開ののちに見えた課題や現在も抱えている課題があれば教えてください。

A.

全社展開を進める中で、シナリオやボットの機能実装にあたっては、現場の意見を丁寧に取り入れながら試行錯誤を重ねることが重要だと改めて感じています。
生成AIは幅広い業務に活用できる一方で、現場ごとに業務内容や課題が異なるため、実際に使いやすい形に落とし込むには、現場の声を反映しながら改善していく必要があります。
また、生成AIの本格活用をさらに進めるためには、活用対象となるデータの整備や管理ルールの明確化など、データ基盤の整理も大きな課題であると認識しています。
本部主導で作成したシナリオやボットについては、利用頻度が高くないものもあり、今後は営業店の業務により即した形へ磨き込んでいきたいと考えています。

Q.

貴社の生成AIに関する今後の取り組みについて、計画があれば教えてください。また、その将来に向けて、システムサポートにどのようなことを期待しますか。

A.

今後は、金庫全職員のAI活用をさらに推進し、業務全体での活用定着と高度化を目指していく予定です。
あわせて、さらなる活用に向けたデータ基盤の整理・整備も進めていきたいと考えています。生成AIをより高度に活用していくためには、AIそのものの導入だけでなく、活用するデータの整備や管理のあり方も重要になります。
また、Smart Generative Chatだけでは対応が難しいユースケースにも対応できるよう、クラウド基盤を内製で活用するためのノウハウ蓄積にも取り組んでいく方針です。
こうした取り組みを進めるにあたり、今後もAI・クラウド活用のスペシャリストとして、システムサポートには継続的な支援を期待しています。

お客様情報

浜松いわた信用金庫

静岡県西部を中心に営業し、預金・融資・為替などの金融業務に加え、中小企業や個人向けの経営・創業支援・資産形成のアドバイス等の金融サービスを提供する信用金庫です。地域のお客様や事業者に寄り添った金融支援を通じて、地域経済の発展に貢献しています。

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